つまみとは About TSUMAMI

「つまみ堂」の「つまみ」はどんなものかご存知ですか?店主・高橋正侑(まさゆき)から、世界で一店しかない「つまみ」の専門店のこれまでとこれからをご紹介します。



1. つまみ堂とは?

そもそも「つまみ」とは?

「つまみ細工」とは江戸時代から伝わる技法で、薄絹の「羽二重」を正方形に小さく切り、これを摘んで折りたたみ、組み合わせることによって花や鳥の文様をつくる東京都指定の伝統工芸です。和服に合う髪飾りなどが代表的で、 分かりやすいのは舞妓さんの簪(かんざし)で使われている技術ですね。

すべてピンセット一本で作り上げていきます。

つまみ堂を始めた経緯を教えてください。

店主の父がお正月や七五三に使う髪飾り卸売業として創業。店主は幼いころから当然のようにつまみ細工に関わり、周りにも職人が大勢いました。しかし、着物を着る機会が減っていくのと並行してつまみ細工の需要も減少、同時につまみ細工職人も減っていく現状に危機感を覚えていました。
つまみ細工は材料が羽二重等であるうえ、糊付けで加工している為、保存には向かない。このままでは、江戸時代から続く日本の伝統文化が消えてしまう…
そのとき出来るどうかを別として、日本にこの技術を残したいなと強く思いました。
私は職人ではないんですが、やっぱり残したいと思ったんです。じゃあ、どうしようかを考えたときに、もう一回つまみ作家、つまみ職人が育てばいいのではと思いました。そのためには一般の人に広めて、その中から5年後10年後につまみを専門に制作する人間がでればいいだろうと。そのための場をつくるのであれば、材料屋とそういう技術を提供する場を作ってみればいいかなと思い、そこで、世界で唯一となる「つまみ細工の本格体験型店舗」を開店しました。つまみ細工の制作教室のほか、材料は日本で髄一の品揃えを誇り、つまみ細工ファンや作家を応援する店舗となっています。3月31日で一周年(※2013年当時)を迎えました。

つまみファンは増えてますか?

つまみに興味を持ってもらえる方は増えてます。材料販売は昨年10月からネット販売も行っており、全国から受注があります。今年1月にNHKの番組で取り上げられると、北海道、長崎をはじめ、海外からも「ずっとつまみ細工が学べる場所を探していた!!」といった人が多く来店し、全国的な人気を再認識しております。老若男女問わず、色々な感性を持った人がつまみに興味を持って、そしてこれまでとは、全然違うこと、使い方をやってくれるのを楽しみにしています。というのも、私は、伝統は常に新しいものになりうると思っています。伝統工芸は100年経たないと伝統工芸と呼ばれません。ある伝統技術が生まれた少なくとも100年前、その技術は必要で生まれ、新しいものだったわけですが、時代が変わり、需要が減ってしまったんですね。技術は大事なんです。かんざしの技術でその時代やライフスタイルに合う方法を提案すれば、必ず伝承されるものと信じております。

つまみ堂のこれから

つまみ堂の理念はつまみ細工を正しく普及、啓蒙、発展させ、交流をもって興隆をはかり、つまみ細工をメジャーにすることです。つまみ細工だけ(材料を揃え、体験が出来る)のお店は世界でここ一店しかありません。一人でも多くの方につまみ細工を知ってもらい、楽しんでもらえたらと思っております。

2. 店主のこれまで

つまみ